細川流 盆石 水盆石 芸術 細川流倭盆石景

秘術 水盆石



                                  

文献では江戸時代の文化13年に難波の円江の宮に奉納されたとして記述に残り
石州流盆石では水打盆として、稽古する時は誰にも見られないように別室に篭って稽古する秘術です。

現在ではほぼ失伝されてしまっていた秘術ですが、祖母宗瑞が長い年月をかけて復活させ、
「水盆石」と命名し世に出しました。倭盆石景でも秘術とされ現在のところ宗瑞、宗石のみが伝えています。

沈むはずの砂が水面に浮かび、ゆらゆらと水面が揺れると一緒に揺れるさまは非常に涼しげで
盆石は床の間の芸術ですから、茶会の折に茶室に飾られたのを見たお客様が
「これは一体どうして浮いてるのですか?」と不思議がられて見ておられるのは江戸時代も今も同じなのだな
と、想像するとなんだか楽しげな気持ちに私はなるのです。


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      【 水盆石 】 は 【 細川流倭盆石景 】の登録商標です       製作者:横山宗石、横山宗瑞